「僕がチーズを齧ったの」

 

◆ ◆ ◆ ◆

「神様も不平等だよね。同じトラベラーの中でこんなにも実力が違うんだから。」

真っ白な世界。北村とデュエルしながら、あたしは無神経なことを言っちゃった。
《魔法をうち消す結界》で《凡骨の意地》を封印した今、北村の負けは確定。

「・・・・・・へへっ、そうだな。」

北村は震えていた。だけど、手の汗を拭って、強がって笑った。
なんで? どうして? この状況で強がれるの?

「北村は、弱いよね。そんなに弱くても、デュエルは楽しい?」
「当たり前だ。デュエルってのは楽しんでナンボだろ!」

デュエルは、あたしの勝ち。これで何連勝目だったかな。
だけど何でか、悔しさが胸を焦がしてた。
北村の負け惜しみは、どういうわけか、眩しかった。

「・・・確かに、このデュエルはオレの負けだ。でもよ、オレの心は負けてねえ。使えないって言われてるカードも組み合わせ次第で化けるんだ! そのことを、いつか証明してみせる!」


それから少しして、あたしは真っ白な世界から旅立っていった。
あの世界には、まだ何人か残っていた。

◆ ◆ ◆ ◆










『死神』の世界 第三話 「僕がチーズを齧ったの」

あれ・・・? ここは・・・?

『ここは何処ぉ・・・。』

・・・って、何!?この変な声!?しかも目の前が真っ暗!?
・・・あ、仮面を付けてたのか。ベタな慌て方しちゃった、コントかよ。テヘペロ。
これを被りながら寝ちゃった?昨日は酒を飲み過ぎたのかな・・・。記憶が飛ぶほど飲んだことはないんだけれど・・・。取り敢えず、周りの様子を確認してみようかな。

私が仮面を外した瞬間の出来事だった。

「ひっ!!!」

頭がアイスクリームみたいにドロリと溶ける感覚と肉食獣に睨まれているような感覚、そして胃の中の物を全て吐き出しそうになる勢いの吐き気が同時に襲い掛かってきて、僕は反射的に仮面を付け直した。

『ひぃ・・・。ひぃ・・・。』

仮面を付けていると、溶けたアイスクリームは冷凍庫で固まるかのように、肉食獣は檻の中にいるかのように、胃に優しい温かなスープを飲んでいるかのように、安心出来た。

『ふうぅ・・・。ああ、『思い出し』たぁ・・・。』

この仮面は絆創膏代わりだったっけ。・・・そう、教えてくれたのは誰だっけ・・・?
そう言えば、僕は・・・あたしは・・・俺は・・・誰だ?
変だなあ、変だねえ。・・・まあ、忘れるってことは大したことじゃなかったんだ。きっと、すぐに思い出すに違いない。
それよりも、もっと重要なことがあった気がする・・・。誰かの為に何かをするんだったっけ・・・?これも思い出せない・・・。

まっ、いっか。だって、この仮面を付けてると心地いいから。不安も悩みも忘却の彼方へ。真っ暗で息苦しいはずなのに、凄く安心出来る。このままずっと、ここで仮面を付けたままボーッとしていたい。・・・でも、そんな訳にもいかないか。だって、お腹が空いてきたんだから。


【バイオメタル・カプセル内のエネルギーが不足しています。
食事を行い、エネルギーを摂取することを推奨します。】


でも、仮面を付けたままじゃあ周りのことが分からない。どこに飲食店があるのかも分からない。でも、仮面は外せない。どうしようかな・・・。あ、でも匂いは分かる。あっちの方だ。あっちの方から、とっても美味しそうな匂いがするよ。





あっちだ、あっちだ。あれ・・・?誰かがデュエルをしている声がする・・・。

●ターン目終了
北村 LP800
手札:0枚
モンスター:なし
魔法&罠:凡骨の意地

剛田 LP2000
手札:0枚
モンスター:ツイン・ガンファイター(攻1600)、伏せモンスター×1
魔法&罠:なし


「オレの、ターン。・・・ドロー。」

この声・・・。どこかで聞き覚えがあるような、ないような・・・。私と同じ、『トラベラー』の誰か・・・?

「諦めな、北村。お前のデッキにはゴミカードしかないんだろ。」

ああ、思い出した。一人は北村君だ。間違いない。

「・・・ゴミって言うな。こいつは・・・こいつらは、ゴミなんかじゃない!」

「はあ? ゴミをゴミって言って何が悪い。使えないカードで満足してる雑魚が、粋がってんじゃねえ! イラつくぜ!」

「だったら教えてやるよ、剛田。使えないカードなんてないってことを。」

もう一人は、剛田・・・君?二人は今、デュエルをしているみたい。

「オレは凡骨の意地の効果を発動!今、引いたのはドラゴン・エッガー!」

ドラゴン・エッガー
通常モンスター
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2200/守2600
卵のカラをかぶっているドラゴン。子供と間違えると痛い目に遭うぞ!

「バニラか・・・。だが、生贄を2体も必要とするレベル7だぜ?」

「2枚目、ドロー!竜角の狩猟者!」

竜角の狩猟者
ペンデュラム・通常モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2300/守1000
【Pスケール:青3/赤3】
(1):フィールドの通常モンスターの攻撃力は200アップし、自分の通常モンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
【モンスター情報】
疫病に苦しむ故郷の村を救うため、霊薬の原料となるドラゴンの角を乱獲する女戦士。その村はすでに、棲み処を追われたドラゴンたちによって踏み荒らされ、焼き尽くされてしまった事を、彼女はまだ知らない・・・。

「そいつもバニラか・・・。」

「3枚目、ドロー!エビルナイト・ドラゴン!」

エビルナイト・ドラゴン
通常モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2350/守2400
邪悪な騎士の心に宿るドラゴンが実体化したもの。

「ちっ。さっき強引な番兵で戻したカードか。運のいい奴だぜ。」

「4枚目、ドロー!ファイヤー・ウイング・ペガサス!」

ファイヤー・ウイング・ペガサス
通常モンスター
星6/炎属性/獣族/攻2250/守1800
色鮮やかな真紅の翼をはばたかせ、天を駆け抜ける天馬。

「また・・・。いい加減にしろ!そんな使えないゴミ雑魚カード、いくら手札に溜め込んでも何も出来やしねえ!」

「5枚目、ドロー!竜穴の魔術師!」

竜穴の魔術師
ペンデュラム・通常モンスター
星7/水属性/魔法使い族/攻 900/守2700
【Pスケール:青8/赤8】
(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードが存在する場合、手札のPモンスター1体を捨て、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
【モンスター情報】
若くして竜の魂を呼び覚ます神通力を体得した天才魔術師。その寡黙でストイックな魔術への姿勢から人付き合いは苦手だが、弟子の「竜脈の魔術師」にいつも振り回され、調子を狂わされている。

「しつこいぞ!いい加減に・・・!」

「6枚目・・・!凡骨の意地の効果を終了する。」

「やっと終わったか。だったら、さっさとターンエンドしやがれ!ひと思いに殺してやるよ!それともサレンダーでもするか?まあ、サレンダーなんて許されんだーってな!ヒャハハハ!」

「それはこっちの台詞だぜ・・・。」

「ああ・・・?」

「サレンダーなんて認めねえ。あんたは、オレが殺してやる。」

「んだとコラァ!?」

何だか、恐い。雰囲気が物騒で、あまり近付きたくない感じ・・・。嫌だ・・・。嫌だよ・・・。何か嫌だ・・・。
これは楽しんでしてるデュエルじゃない。まるで憎しみ合ってる殺し合いじゃないか・・・。

「オレは魔法カード、『守備』封じを発動。あんたの伏せモンスターを攻撃表示にする。」

『守備』封じ
通常魔法
相手フィールド上に守備表示で存在するモンスター1体を選択して表側攻撃表示にする。

「残念だったな!こいつはビッグ・シールド・ガードナーだ!」

ビッグ・シールド・ガードナー
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻 100/守2600
(1):裏側表示のこのモンスター1体のみを対象とする魔法カードが発動した時に発動する。このカードを表側守備表示にし、その発動を無効にする。
(2):このカードは攻撃された場合、ダメージステップ終了時に攻撃表示になる。

「この世界のルールはマスタールール3!こいつに対する魔法カードは無効だぜ!」

「そうか。」

「な、何がおかしい!?」

「これで不確定要素はなくなった。オレはスケール3の竜角の狩猟者とスケール8の竜穴の魔術師でペンデュラムスケールをセッティング。」

竜角の狩猟者
ペンデュラム・通常モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2300/守1000
【Pスケール:青3/赤3】
(1):フィールドの通常モンスターの攻撃力は200アップし、自分の通常モンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
【モンスター情報】
疫病に苦しむ故郷の村を救うため、霊薬の原料となるドラゴンの角を乱獲する女戦士。その村はすでに、棲み処を追われたドラゴンたちによって踏み荒らされ、焼き尽くされてしまった事を、彼女はまだ知らない・・・。

竜穴の魔術師
ペンデュラム・通常モンスター
星7/水属性/魔法使い族/攻 900/守2700
【Pスケール:青8/赤8】
(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードが存在する場合、手札のPモンスター1体を捨て、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
【モンスター情報】
若くして竜の魂を呼び覚ます神通力を体得した天才魔術師。その寡黙でストイックな魔術への姿勢から人付き合いは苦手だが、弟子の「竜脈の魔術師」にいつも振り回され、調子を狂わされている。

「な、何だ、そのカードは!?」

「ペンデュラムカードだ。知らないのか?」

「馬鹿にすんじゃねえ! 何でテメエみてえな雑魚が、そんな・・・!そんなもの、いつの間に手に入れた!?以前のテメエのデッキには入っていなかったぞ!」

「分からねえか?ここは「遊戯王4S’s (フォーシーズンズ)の世界」のアークファイブ次元だぜ?ペンデュラムカードは、この世界に来た時に手に入れた!」

「何だとぉ!?」

「さあ!揺れろ、悪意のペンデュラム!漆黒に描く闇のアーク!ペンデュラム召喚!世界の片隅から這い上がれ!ドラゴン・エッガー、エビルナイト・ドラゴン、ファイヤー・ウイング・ペガサス!」

ドラゴン・エッガー
通常モンスター
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2200/守2600
卵のカラをかぶっているドラゴン。子供と間違えると痛い目に遭うぞ!

エビルナイト・ドラゴン
通常モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2350/守2400
邪悪な騎士の心に宿るドラゴンが実体化したもの。

ファイヤー・ウイング・ペガサス
通常モンスター
星6/炎属性/獣族/攻2250/守1800
色鮮やかな真紅の翼をはばたかせ、天を駆け抜ける天馬。

「更にレベル7のドラゴン・エッガーとエビルナイト・ドラゴンでオーバーレイネットワークを構築!混沌より現れよ!幻惑の瞳を持つ支配者ビッグ・アああぁぁあああイ!!」

No.11 ビッグ・アイ
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/闇属性/魔法使い族/攻2600/守2000
レベル7モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターのコントロールを得る。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

「エクシーズモンスターまで・・・!」

「エクシーズは今まで使う機会がなかっただけで最初から持ってたのさ・・・。ペンデュラム召喚を手に入れたことで、ようやくこいつらも活躍させられるって訳だ。ビッグ・アイの効果発動!エクシーズ素材を1つ取り除き、ツイン・ガンファイターのコントロールを得る!」

「ちい!だが、俺のフィールドには守備力2600のビッグ・シールド・ガードナーが残っている!どう足掻いても突破など出来ないぞ!」

「それはどうかな?」

「何ぃ!?」

「バトルだ!ファイヤー・ウイング・ペガサスでビッグ・シールド・ガードナーに攻撃!」

「攻撃力2250のモンスターで守備力2600のモンスターに攻撃だと!?」

「ペンデュラムスケールの竜角の狩猟者の効果!フィールドの通常モンスターの攻撃力は200アップし、自分の通常モンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる!」

竜角の狩猟者
ペンデュラム・通常モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2300/守1000
【Pスケール:青3/赤3】
(1):フィールドの通常モンスターの攻撃力は200アップし、自分の通常モンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
【モンスター情報】
疫病に苦しむ故郷の村を救うため、霊薬の原料となるドラゴンの角を乱獲する女戦士。その村はすでに、棲み処を追われたドラゴンたちによって踏み荒らされ、焼き尽くされてしまった事を、彼女はまだ知らない・・・。

「だが、それでも攻撃力は2450!ビッグ・シールド・ガードナーは破壊出来ねえ!」

「破壊する必要なんかねえさ。」

「何ぃ!?ビ、ビッグ・シールド・ガードナーが攻撃表示に・・・!?」

「この世界のルールがマスタールール3だってことを忘れたのか?守備表示のビッグ・シールド・ガードナーは攻撃を受けた後、攻撃表示になる!」

ビッグ・シールド・ガードナー
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻 100/守2600
(1):裏側表示のこのモンスター1体のみを対象とする魔法カードが発動した時に発動する。このカードを表側守備表示にし、その発動を無効にする。
(2):このカードは攻撃された場合、ダメージステップ終了時に攻撃表示になる。

「し、しまっ!!」

「続けてツイン・ガンファイターの攻撃!」

「ぐあああああ!!」

ビッグ・シールド・ガードナー(破壊)

剛田LP2000→500

「き、北村の癖に・・・!汎用性も何もない雑魚カード使いの癖に・・・!俺のカードを使いやがってえええ!だが、これでお前のモンスターは全て攻撃終了!ビッグ・アイは自身の効果で攻撃出来ねえ!さあ、ターンエンドしろよ!俺のデスティニードローを見せてやるよお!」

「まだ・・・雑魚カードとか言ってられんのかよ・・・。あんたのターンは回ってこない。永遠になあ!」

「何っ!?」

「あんたから奪ったツイン・ガンファイターの二丁拳銃、その一つは常に相手プレイヤーに向けられている!」

「ああっ!!」

ツイン・ガンファイター
効果モンスター
レベル4/地属性/戦士族/攻撃力1600/守備力1000
このカードが戦闘を行ったダメージステップ終了時に発動する。このカードの元々の攻撃力分のダメージを相手プレイヤーのライフに与える。

「ツイン・ガンファイターの効果発動!このカードが戦闘を行ったダメージステップ終了時、このカードの元々の攻撃力分のダメージを相手プレイヤーのライフに与える!」

「ぐわああああああ!!」

剛田LP500→0

「剛田!あんたはカードを貶めた分まで、とことん苦しんで死ね!」

「ああああああああああああああああああ!!!!!」

「ははっ、勝った!勝った、勝った!オレが、剛田に!今まで一度も勝てなかった相手に!オレは強くなったんだ!ペンデュラムカード、最高じゃねえか!もっと強いカードを手に入れれば、オレは誰にも負けねえ!もう誰にもバカにされることもねえ!オレが最強のデュエリストになるんだ!」

おかしいなあ?おかしいなあ?北村君は言ってたはずじゃないか、デュエルは楽しんでナンボだって・・・。今の北村君は、デュエルを楽しんでいるの・・・?恐い・・・恐いよ・・・。

「ぎだ・・・むら・・・!ぎだむらぁあああああああ!!!」

「剛田・・・。」

あ・・・。北村君の声も剛田君の声も聞こえなくなった。デュエルが終わって二人とも他の世界に行っちゃったのかな・・・。



【バイオメタル・カプセル内のエネルギーが枯渇しています。
今すぐ食事を行い、エネルギーを摂取することを強く推奨します。】



あれ?こんなところに大きなチーズがあるよ?あたし好きなんだよね、チーズ。
なあんだ、剛田君かと思ってたけど中身はチーズだったんだ。つまり剛田君は『居なかった』んだ。恐がっちゃって、馬鹿みたいだよ。

(や・・・めろ・・・食べる、なあ・・・。)

はぐっ、はぐっ、うん、うん! 美味しいよ、このチーズ。ちょっと硬くなってるけど、こんなに簡単に裂けちゃう。

(ぎゃあああ! 嫌だぁ! やめろぉ! 俺を食べるなあああ!!)

この味、是非とも『レシピ』に記録しておかなくちゃあ・・・。あれ、『レシピ』って何だっけ?
・・・そうそう!これこれ!今、手に持ってる手帳とペンをいつでもどこでも取り出せるのが『レシピ』っていう、あたしの能力だ!
あ~、やっと思い出せたよ~。あたしって忘れっぽいから、よく『レシピ』に書き込んでたんだけど、その書いてる手帳のことを忘れちゃ世話ないよ~。テヘペロ~。

(ひゃぶ・・・・・・おいぇの・・・あたまぁ・・・・・・。)

それにしても、このチーズは、よく喋るなあ。チーズってこんなに喋るものだったっけ?このチーズ、何てチーズだったっけ?ま、おいしいから、いっか。名前は後で思い出すでしょ、きっと。

(・・・・・・く・・・・・・が・・・・・・。)

『さあてぇ、今の料理のことぉ、ちゃんと『レシピ』に書き込んどかないとねぇ。』

白い仮面を少しだけずらして、私は手帳を覗き見た。

『って、あれぇ!?』

『レシピ』の中身がグシャグシャだ・・・。全部のインクが滲んでて何が書いてあったか読めないよ・・・。水に濡らしちゃったのかな・・・。
あ、でも最後の方は少しだけ読める・・・。そうだ、確かここに「自分」のことを書いてたはず・・・。

『えっとぉ・・・。』

・・・張・・・く・・・は、し・・・か、み・・・。
ば・・・く・・・は・・・し・・・か・・・み・・・。
ぼ、く・・・は・・・し・・・か、み・・・。
僕、は、死、神・・・。

『あああああああああああああああああ!!!』

思い出したあ!僕は死神だあ!「僕」は『死神』だったんだあ!やったあ!やったあ!ついに思い出したぞお!
うん!うん!いいね!一つ思い出したら次々に思い出せる!だって今、僕は剛田君のことも『思い出した』んだから!まるで剛田君が僕であるかのように詳細に思い出せるよ!

ああ、思い出す。どんどん、どんどん思い出す。ほうらね、忘れていたことでも思い出すから、慌てない慌てない。何か大切なことを忘れている気がするけど、それも直に思い出すに決まってる。忘れん坊だけど、楽天家で、ポジティブな僕。それが僕のいいところ。良く言えば自由気まま、悪く言えばドジっ子さん。

デヘベロッ。









揺れる、揺れる、どこまでも。
景色が揺れて、また揺れて。
何を見たかも覚えてない。
思い出せない。

ワタシはナニを見た?
ダレがダレを殺したの?


If all the world was apple pie,
(世界の全てがアップルパイで)

And all the sea was ink,
(海がインクで満たされて)

If all the trees were bread and cheese,
(パンにチーズの生えた木々)

What should we have for drink?
(だったら何を飲めばいい?)





2019.04.28 | コメント(6) | 未分類

コメント

骨子:悪鬼忌、肉付け:悪い白龍

特殊能力「しんかのひかり」発動!
おめでとう、倉橋さんは『死神』へと“深化”した!(あのBGM)

というわけで、ついに出てきた北村くん。
揺らぐ彼女を『死神』として固定してしまったのは、他ならぬ彼でした。
理想を語った人が、かなぐり捨てている光景が、最後の一押し。

シナリオはアッキーですが、デュエルや会話などは主に白龍さん。
デュエルパートとか丸投げですからね、ホント。
じゃあアッキーは何を書いたのかというと、主に捕食シーンです。
『死神』を『死神』たらしめる要素って、その筆頭は「食」なんですよね。
このあたりは倉橋さんの性質が、ねじれて顕現しています・・・。
北村くんの変貌を前にして、捕食に目覚めました。


この手の嗜好に私が“目覚めた”のは、多分90年代?
幾つかあるのですが、例えば「幽遊白書」のアニメ版。
室田が捕食されるシーンが追加されてるのはグッジョブでした。
原作ファンの私でも、これ含む幾つかはアニメの方が良いなあと。
最近「OGRE」(DATE)の解説にもありますが、ゴア表現は説得力なんです!

とはいえ今回は前後のテンポから、ソフトめに描いてみました。
それはもう、ソフト裂きイカくらいソフトです。

この後、時系列的には、伊良湖ラボ、金剛さんと続きます。
とはいえ死神視点からリビルドするかどうかは微妙。
死神4話は、これらを踏まえたうえで、鵜堂さんとの話になるかも。


P・S
白龍さんブログに死神編の案内が掲載されています。
https://92428657.at.webry.info/201908/article_2.html
『死神』かわゆゆゆゆゆゆゆ(錯乱)

2019-09-06 金 00:05:58 | URL | アッキー [ 編集 ]

完成品:剛田を喰う『死神』

ポケモンカードで、わるいポケモンが最初に出た時の衝撃と言ったら・・・。

北村君と『死神』は浅からぬ縁で繋がっていますが、始まりは「遊戯王4S’sの世界」でありました。まあ、北村君はこの時の『死神』の存在には気が付いていないのですが。
北村君にとっても初めての剛田殺し。何だか、この世界は業が深そうだなあ・・・。

このデュエルで北村君のエースモンスター、ビッグ・アイが登場。また、奪ったツイン・ガンファイターから攻撃すると残りライフが少ないので北村君が負けてしまうのですが、通常モンスターのファイヤー・ウイング・ペガサスから攻撃することで勝利を得られる構成に出来たのも良かったです。
ペンデュラム通常モンスターもここで獲得。剛田君も、もう少し北村君が引いたカードに注意を払っていたらペンデュラムモンスターが入っているのに早く気が付けたのですが、侮っていたので「凡骨の意地で引けるのは通常モンスターだけだから大したことない」と高を括っていました。
ちなみに、●ターン目って書いてあって、手札もお互い0なので、さぞかし長い死闘だった・・・ように見えて、実は開始2ターン目です。剛田君がハンデス三種の神器を使うから・・・。
さて、『死神』らしさというとやはり「食」ですね。元の倉橋さんのテーマが「食事」なので。倉橋さんが割烹着を着て料理もするのに対して、『死神』は食べる専門といったところか。

「食」というのは、人間の三大欲求の一つでもある、大きなテーマです。
「甘々と稲妻」のように料理を通じての家族団らんの明るく温かい雰囲気やジブリ映画での豪快に食べて飲むような元気になれるシーンも「食」。一方で、食べ物に使われている牛や豚や鳥や魚などからすれば殺されて死肉を食らわれる残酷なシーン。スポットライトの当て方によって光も闇も見える、そんなテーマ。

この後、『死神』は伊良湖ラボで大暴れ(?)。その痕跡を胡渡さん達が見つけた話が↓
伊良湖のラボにて
http://tamiyuku.blog.fc2.com/blog-entry-254.html

そして、伊良湖ラボであれこれあった後、捕食者として活動中な話が↓
traveler金剛の停滞
http://tamiyuku.blog.fc2.com/blog-entry-309.html
ちなみにこの話の時には、世界を渡ったために剛田君を吸収したことを忘れてますので、金剛さんゲットを「一人目」だと思ってます。

さて、『死神』の次なる捕食相手は・・・?


P・S
『死神』の描きやすさときたら・・・!まあ、夜の街中でこれに遭遇したら完全にホラーですね。

2019-09-06 金 23:20:05 | URL | 千花白龍 [ 編集 ]

誰が駒鳥 殺したの

それは私 とスズメが言った

やはりマザーグーステイストでしたね。
イギリスでは幼児期から親しまれながら、なんだか不気味な恐ろしい面を持っている不思議な童謡。
「かわいい」と「こわい」は、実は表裏一体?
「食べる」と「食べられる」
食べるのは肉体と精神に必要不可欠。楽しくてすてき。
食べられるのは、避けたい死に方のトップクラス。絶対いや。

死神の次の捕食のターゲットは?
死神はおはぎの味?

2019-09-09 月 13:24:41 | URL | すずな [ 編集 ]

だ~れが殺したクックロビン

マザーグースの詩はかなりたくさんあって、ハンプティダンプティやロンドン橋落ちた、これはジャックが建てた家なんかも入っていた気がします。我々は知らず知らずの内に、マザーグースを題材にした話だったり、引用だったりを耳にしているのかもしれません。
同じ「食べる」でも、捕食者側から見るか、食べられる側から見るかで全然違いますね。私も食べられるのは勘弁です。

『死神』の次の獲物は、とある『トラベラー』になりそうです。ちなみに、『死神』を齧ると味が一切ないパンをほおばっている気分になる可能性が高いです。

2019-09-11 水 01:28:22 | URL | 千花白龍 [ 編集 ]

ほら悲しみの味は喉元

お久しぶりです、ラギです。
死神編2話の感想も纏めて書きます、悪しからず。

>バイオメタル・カプセル
“死神”の体の秘密が明かされましたが、思ったよりシステマチックだった。
トラベラーを取り込むっていうか、食事はそのまんま維持のため必要だったのか……。

>俺が白木翼を連れて来るよぉ!
最初はお礼から白木翼を連れてくるのが目的だったみたいですね。
記憶の欠落とかから、目的が変わっていったのか……?

>剛田君を吸収したことを忘れてます
なんかすまねぇ……金剛さんが喰われたのを一人目にしてしまい、その後の矛盾点になりかねないことに関しては、まったく気が回らなかったです。
ま、まあ、“死神”さんが記憶喪失になる設定に助けられましたな!

それでは、これで。

2019-09-11 水 22:29:01 | URL | ラギ [ 編集 ]

生きるために 何を喰らう?

お久しぶりです!

>バイオメタル・カプセル
本来『トラベラー』は食事をする必要はないのですが、食事大好きな倉橋さん+第一位による傷+バイオメタル・カプセル自身の活動エネルギー確保などなどの理由によって『死神』は『トラベラー』を喰らう者へと進化(?)しました。
なのでエネルギーを安定して供給してくれるアイテムなどを手に入れれば、食事をしなくても済むかも?この段階では『球体』をゲットしていませんが、後々には手に入るので・・・。

>俺が白木翼を連れて来るよぉ!
最初は助けられた恩に報いるのが目的でしたが、世界を渡った瞬間、早速忘れてしまいました。現段階では、その目的も白木司のことも忘れています。さて、これらを思い出すのはいつになるやら。

>剛田君を吸収したことを忘れてます
大丈夫ですよ~。『死神』は結構、訳の分からないことも言ってますし。(一応、全て理由はある。)
この記憶喪失設定は、かなり便利です(笑)!

それでは、また。

2019-09-12 木 00:21:22 | URL | 千花白龍 [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »